「こんにちは」
まさこ先生とやらは私に向かって笑顔で挨拶する。
「保育園をお探しですか?」
「あ、そうなんです」
「よろしければ、中を見学されますか?」
思ってもないお誘いに、私は驚いた。
いやいや、急にいいんですか?というか、見学はしたいけれど、ここも定員いっぱいなんじゃないですか?
私の戸惑いを察したのか、まさこ先生はほがらかに言った。
「今ちょうどおやつが終わって、子どもたちはお迎えまで元気に遊んでいるところなんです。お時間があればで結構ですよ」
「あ、いえ、是非見学させていただきたいです」
なんとなく、……勘のようなものだけど、ここは見学しておいた方がいい気がした。
都内の保育園自体、中を見たことがないし、もし一時預かりをやっていれば、みなみがお世話になることもあるかもしれない。
「申し遅れました、園長の信田(のぶた)と申します」
「一色と言います。この子はみなみ、7ヶ月です」
私は頭を下げ、信田園長の後ろについて中に入った。
まさこ先生とやらは私に向かって笑顔で挨拶する。
「保育園をお探しですか?」
「あ、そうなんです」
「よろしければ、中を見学されますか?」
思ってもないお誘いに、私は驚いた。
いやいや、急にいいんですか?というか、見学はしたいけれど、ここも定員いっぱいなんじゃないですか?
私の戸惑いを察したのか、まさこ先生はほがらかに言った。
「今ちょうどおやつが終わって、子どもたちはお迎えまで元気に遊んでいるところなんです。お時間があればで結構ですよ」
「あ、いえ、是非見学させていただきたいです」
なんとなく、……勘のようなものだけど、ここは見学しておいた方がいい気がした。
都内の保育園自体、中を見たことがないし、もし一時預かりをやっていれば、みなみがお世話になることもあるかもしれない。
「申し遅れました、園長の信田(のぶた)と申します」
「一色と言います。この子はみなみ、7ヶ月です」
私は頭を下げ、信田園長の後ろについて中に入った。