みんなに挨拶して帰路につくまで、ほんの30分少々。
たったこれだけの時間は、やはりみなみには刺激的すぎたようだ。

帰宅して一眠りするとみなみは派手にたそがれ泣きをして、夜もギャンギャン泣いて眠らない。

やっぱり、知らない人たちに抱っこされまくりがマズかったか。
日中の刺激も、絶妙に加減がいるんだよなぁ。

難しいぜ、みなみさん。


やがてみなみは寝たけれど、降ろすと起きるだろうことは想像できた。
抱っこしっぱなしで、ソファにぐったりと座る私。

あー、疲れた。
身体が格別重い。

なんか、目の前もクラクラする。
寝不足極まれりかな。


みなみをそーっとベビーベッドに寝かせ、何とはなしにトイレへ向かう。


「あらあらあら?」