測定が終わると、今度は診察。

診察の待ち合い室はママと赤ちゃんでいっぱい。ちょっと時間がかかりそうだった。

並ばなくても順番がくれば呼ばれる。
私はパーテーションで区切られた授乳スペースで、みなみにおっぱいをあげることにした。

授乳スペースでは、みんな遠慮なくおっぱいを丸出しで授乳中。
ホント、ママになるまでこんなこと考えられなかったよ。

今、私が自分のバストにある印象は『みなみのごはん』。
それ以上でも以下でもない。

もうちょっと大きければセクシーなんだよなとか。ツンと上向きで形がよければとか。
そんなこと考えませんよ。

だって、みなみの飲む分が出ればいいんだもん。


ベンチの片隅に座り、私も他のママにならって授乳。


「ねえ、あのママもおっぱいあげてるよ」


幼い声に横を向くと、隣に座って授乳中のママと赤ちゃん、その足元に3歳か4歳くらいの女の子が座っている。
床に直座りだけど、ママも本人もあまり気にしてないみたい。