「じゃあ、明日の新幹線で帰るってお父さんに連絡しようっと」
帰りのタクシーで母は言った。
母は私の退院2日後から我が家に泊まり込んで、私とみなみとゼンさんの面倒を見てくれた。
産後3週間の産褥期、私をゆっくり休ませるためだ。
「でも本当にもう大丈夫?ひとりで、みなみちゃんのお世話できる?」
「大丈夫だよ。この1ヶ月でだいぶ馴れたし」
そんなことを言いながら、正直不安だったりはする。
なにせ、今まで家事はほぼ母がやってくれたので、私はみなみの世話しかしていない。
みなみの世話だって、みなみが泣き止まない時や、夜間の頻回授乳に疲れた時は、母が抱っこを変わってくれた。
今後、そういう手助けはなくなる……。
不安……だけど、これ以上母に頼りっきりのダメ娘じゃいかん……。
「ゼンさんもいるし、どうにかなるからさ!」
わざと明るく言った私の腕の中で、みなみがもぞもぞと動き出す。
あ、もしや。
帰りのタクシーで母は言った。
母は私の退院2日後から我が家に泊まり込んで、私とみなみとゼンさんの面倒を見てくれた。
産後3週間の産褥期、私をゆっくり休ませるためだ。
「でも本当にもう大丈夫?ひとりで、みなみちゃんのお世話できる?」
「大丈夫だよ。この1ヶ月でだいぶ馴れたし」
そんなことを言いながら、正直不安だったりはする。
なにせ、今まで家事はほぼ母がやってくれたので、私はみなみの世話しかしていない。
みなみの世話だって、みなみが泣き止まない時や、夜間の頻回授乳に疲れた時は、母が抱っこを変わってくれた。
今後、そういう手助けはなくなる……。
不安……だけど、これ以上母に頼りっきりのダメ娘じゃいかん……。
「ゼンさんもいるし、どうにかなるからさ!」
わざと明るく言った私の腕の中で、みなみがもぞもぞと動き出す。
あ、もしや。