そしてその日の夜、

蒼龍と白龍の戦いで、

勝利を手にしたのは、蒼龍だった。


しかも白龍の完敗で。



「そろそろかもしれないね」


「ん?」


「炎龍と蒼龍が戦うのは」



ただそう思ったから。


けど心の中の私が少しそれを拒否してる。


どうしてだろうか。


この感情は、

葉月欐桜としてではなく、

炎龍総長として、


消した。