けど、


琉玖は女の子に囲まれていた。


「えっと、あの…」


「あ、欐桜ちゃん!

おかえりなさい、帰ろっか?」


「あ、うん」


「じゃね、みんな」


琉玖は天然なのか馬鹿なのか…。


「琉玖、人気だね!」


「そうかなー?
湊斗とかのがすごいと思うよ!」


「いやいや…!
さっき凄かったもん!」


「あ、欐桜ちゃん、寄る所とか大丈夫?」


「うん、ないよ!」


それから倉庫に着き、

制服から部屋着に着替えて、


モニタールームを見た。


「異常なし、か」