すると、 彼の唇と私の唇が触れた。 拒まなかった。 だって、 彼のことを思う気持ちが、 さっきと少し変わっていたから。 「…欐桜、 録画してるやつ見て消せ」 リモコンを渡され、 部屋と言ってもいい、 ここは、テレビまである。 「はーい」 リモコンで操作して、 すっごく溜まっていた、 録画番組を見た。