彼が見てるのは、

私の左の太ももの内側。


すると彼は指でさぞった。


「傷思ってたよりもでけぇな」


「ちょっとっ、触んないでっ…!」


また驚いたことに、

その傷に触れるだけのキスをされた。


「んっ、やめっ」


「悪りぃ、

守れなくて…」


へ?

彼の顔は、少し悲しそうだった。