チラッと琉玖を見ると、 笑ってるし… 「痛いところはないよ」 「本当に⁈ なら教室行こう!」 「うん」 それから琉玖にこっそり手を振り、 門を潜り直した。 「そう言えば席替えしたんだよ! 欐桜の席は、私の後ろね!」 良かった、 席替えしてなかったら、 自分の席覚えてないし… それから色んな子に声をかけられた。 事故に会う前の昔のわたしは、 ここでうまくやっていたらしい。