やっと、ついたー!

ここが私の通う、桜栄高校

あ、紹介遅れました、

佐々木 月夜と申します♪
かぐやといいます



まず、この学校はさっき説明させていただきましたとおり、イケメン男子たちしかおりません。はい。


えっと、まず校門を通りまして…
見えてきたのは運動場ですね。

サッカー部が朝練をしている模様…

コロコロ――

あ、私の足元にサッカーボール…


まって、嫌な予感しかしない。




「かっぐやちゃーーーん♪」

うぇっ、きた!
そのなも、残念なイケメン…
菊地光 みつる三年生


「どーん!たいあたりー♪」

『いてっ…』

「ちょっとー!リアクション薄いじゃないの!みつるっち残念!」

いや、知らねーよ!
まず、みつるっちってなんだよ。

「そのくらいにしてやれ…光」



きた!鬼!
サッカー部 部長 三年生
伊月 春也はるや


怖いわー!入学式早々この人に目つけられたし…

『おはようゴザイマス…はぃ。』



「何がおはようだ!バカ野郎」



『あのー、私急いでるんで…』


「あ゛ぁ?」




『あ、やっぱり急いでないテズ。ジガンアマッデマス』



「もー!光も春也もまた、つっきーいぢめてー!大丈夫?」


月夜 つきをとってつっきー。
よくありがちなあだ名で呼ぶのは
三年生の花園 晶 あき


はい、救世主きたー!

この晶さんは、この大きな瞳に
つやのある、髪の毛
少しくせっ毛で、まず一言でまとめるとロリショタイケメンです。

天使です。エンジェルです。



「ねーねー!つっきー!
きょー新しく見つけたケーキやさんいかない?」

ぅ、食べたい…
甘い物好きの晶さんとはよく、ケーキ屋巡りをする。


『いきます!』

「ぢゃー!放課後ねー!」


かわいかったな…
エンジェルもサッカーの練習に戻ったことだし。

この二人も戻ってほしい…


『あのーそろそろ練習に戻った方が…』

「えー!まだかぐやちゃんと話したぃ!」


あ、遠慮させてください。
とも言えず…



「いや、ある程度練習メニューは終わったから別に大丈夫だ」




終わった…月夜修了のお知らせをいたします。
諦めないぞ!私はまだ!


『あの、私提出物あるんで…
お先に失礼しますーーー!』


「ちょ!かぐやちゃん!」





逃げろわたし、はしれわたし!