そのままあいつは颯爽と下駄箱から去っていった。


「あーーー、腹立つ腹立つ。
なんで、あいつなんかに負けなきゃいけないのよ!!」



「まーまー、落ち着いてよ。」

そういったわたしの親友、ユイ。


「いいよ。
パフェおごってくれたらね。」

わたしは大の甘いもの好きだ。

「もー、わかったわかった。
だったら、ちゃんと落ち着いてよ?

ほんとちゃっかりしてんだから。」


「ほんとー!?
大好きー!心のともよー!」


いままで、イライラしてた気持ちが一気にスッキリした。



単純かもしれないけど、ほんとに大好きなんだからしょうがない。