チラチラっと自分の顔に横にあるものを確認したゆうはまたもや可愛く、危うく抱きしめたくなった。 「……司くん、の、手です」 たじたじに言葉を繋げるゆうからは緊張感がビンビン伝わってくる。 「正解。世の中ではこの状況を何ていうかわかる?」 「か、壁ドン??」 「せーかい」 まさに今状況はゆうを俺が壁で挟んでいる、壁ドン状況。