「司くんのかっこいいところ、司くんの優しいところ…、私嫌い」


おる日の昼休み、小さな声で呟く彼女。


「司くんが笑うとムカムカしちゃうの。司くんのその声で呼ばれているんだって考えるとむしゃむしゃしちゃうの」


スラスラと彼女の口から吐き出される言葉。


ゆうの声は好きなんだけどね?


何でだろ、今は全然嬉しくないや。