男の子1「男のくせに可愛いなんてキモいんだよ！」
男の子2「そうだそうだ！」
もうだめだと思っていた。その時、
？ 「いじめるな～！弱いものいじめ！」
その声がして顔を上げると白いワンピースを着た同じ年くらいの女の子が男の子達に向かって言った。
男の子2「げっ。『里崎咲羽』だ。」
咲羽 「よ・わ・い・も・の・い・じ・め！いけないんだ～。」
男の子1「ちっ。引き上げるぞ。」
男の子2「そうですね。里崎が居れば勝てませんから。」
怯えたように男の子達は逃げていった。すると女の子はすがすがしい顔で
咲羽 「ばーいばーい。もう来ないでねー。」
阿斗 「助けてくれてありがとう。ぼく、『遥 阿斗』って言うんだ。」
咲羽 「私、『里崎 咲羽』よろしくね。」
阿斗 「うん。よろしく。」
そう挨拶をしたら咲羽が、
咲羽 「ところで、いつ遊べる？私は何時でもいいよ。」
阿斗 「うーんと。火曜日のお昼なら遊べるよ。」
咲羽 「じゃあ、その時に遊ぼうよ。」
阿斗 「うん。いいよ。じゃあね。」
咲羽 「また火曜日にね～。」