いよいよ金貯まって念願のバイク購入



俺らは慣れ親しんだ山を

バイクで下りながら

喜びを分かち合った



嬉しさの余り、柄にもなく

その日の気持ちを手紙に書いて

タイムカプセルに入れて山に埋めた



月のきれいな夜やった



俺はやっとララに告白して

ララも笑ってキスで答えた



ララとは色んな山バイクで下りて

飛んだり跳ねたりするでって約束した

ほんまに最高にうれしかった





そのわずか一週間後やった





ララが








山で死んだのは…




俺が急にバイト入って行かれへんから



今日はララ一人で山楽しんでくるって

言うたんを最後に…