倉庫でのことが学校にバレた2人は、逃げるように学校をやめていった。


ようやく騒ぎが収まってきたある日の昼休みで理香が口を開いた。


「あのさ…」


ケータイをいじるのをやめて、理香を見る。

いつもと違って少し恥ずかしそうにこっちを見る理香は、ゆっくりと話し始めた。


「陸…君が好き…なんだけど。」


頬を赤らめ俯く理香。
こんな理香、初めて見た。