雄平と付き合うことになって1ヶ月が経とうとしていた。


相変わらず、朝と帰りは一緒で


周りの人も落ち着いてきた頃。



「あれ…教科書…」




いつも机の中に入れて帰るのに…。



廊下からくすくすと笑い声が聞こえた。



私を見て笑うのは


雄平のファンクラブの、野田さんと松本さん。