「お願い、友佳…」


さっきとは違い今度は弱々しい声。

ドキッ…


なんで…こうゆう時だけ…。



「ゆう…へ……い?」


ギュッ


呼んだ途端に抱きしめられる。


力強く、それでも、痛くないくらいに。


私はしばらく動けなかった。



そんな私たちを見ている人がいることも知らずにー…。