次の日。


 「…いってきます」


 「いってらっしゃい。あ、今日はなるべく早く帰ってきてね。」


 お母さんに見送られ、私は家を出た。真っ先に向かうのは康太の家。



 康太の家の前では、康太が立って私のことを待っていてくれた。



 「あ、亜美おはよう」


 「おはよう康太…あの、どうだった…?」


 「…歩きながら話そう」