お父さんとお母さんが、呆然とする。


 …無理もないか。


 「冗談でしょ、亜美」


 「…本気。大学、行かなくてもいいから…」


 「何考えてるんだ。お前はまだ高校生だろ」


 「お願いします…!ちゃんと育てる!」


 「…とりあえず、相手の両親と話す。今日は遅いから明日にでも相手の家に伺う。」


 あれ?もっときつく反対されると思ったんだけど…


 「今日は遅いからもう寝ろ。明日の学校は休むのか?」


 「…行く。おやすみなさい」


 私はそう言って、その日はシャワーだけ浴びて寝た。