【光輝side】

「痛った~。まじありえん!あの先生!」
「鍵まで閉めるとか、ひどくない?私逹まじめにしてたのにね。」
俺と南条は、技術の時間に怒られて、外に出された。
中二になって、俺、森光輝と南条は同じクラスになった。しかも、今は隣の席だ。
同じクラスになって、俺はかなりテンションが高かった。今までは、クラスが違ったので朝練とか、廊下ですれ違う時ぐらいしか、見ることができなかったが、これからは違う。

体育会、音楽発表会、それに修学旅行も一緒である。

俺は、ちょっとでも距離を近づけるために、勇気を出して話しかけた。緊張を隠すため、ちょっと馬鹿にしたような言い方になってしまったが。