【光side】

え!?今、森なんて言った?下手くそ?
てか私、森と話したことあったっけ?
私はパニックにおちいっていた。なにしろ、あんまり話したことのない人から、バカにされた?のだから。

森 光輝とは、今年初めて同じクラスになった。小学校も違ったので、どんな人かよく知らなかった。
知ってることと言えば、頭が良いこと、頭が良いくせに授業中は寝ていることぐらいしか、思いつかなかった。確か、テニス部だったような気がするが、そこらへんはわかんない。
そんなわけで、私はパニックになっていたのである。

しかし、言われてばかりの私ではない。負けじと言い返す。
「私だって、本気出せば出来るし!不器用じゃないもん!たぶん、、、、、、。」
「いやいや、出来ないと思うけど。俺がしてやるから、貸して。」