私達が出会ったのは、三年前の夏だった 。

「あ～も～、これ難しすぎる！意味わからんし！」
私、南条 光。中学二年。
技術の授業でラジオを作ってるんだけど、それが予想以上に難しかった。まあ、私が不器用なせいもあるかもしれないけど、、、、、。

でも、なんでネジが回らないんだろう？この私でもネジを回すことぐらい出来るはずなのに。

「下手くそすぎじゃない？意外と不器用みたいな？」
いきなりそう言われて、横を見た。すると、私の隣でニヤニヤ笑ってこっちを見ている、森 光輝がいた。