なぜ、獅々谷くんが私の家まで送ってくれるのかは謎だけど、流石にそれは申し訳ないし、気まずいっていうか…


「お前、足首ひねってるんだろ?」

獅々谷くんがそう言ってきた

えぇ!?なんで、知ってるの!?獅々谷くんには隠してたはず!

驚きを隠せない表情を読み取ったのか、獅々谷くんが、

「あれは、普通分かるだろ、痛そうに走ってたし、足庇ってたじゃん」

さも当たり前のように見抜かれていた…


「えーっと…、ごめんなさい…?」

とりあえず私は謝っといた