「そうだけどー…」

佳恵ちゃんにそこまで迷惑かけてられないよ…

放課後も練習に付き合ってくれたのに帰りまでって…

「佳恵ちゃん、ありがと!でも、大丈夫だよ!駅ついたら家の人誰か呼ぶし!」

「そう?それなら、いいんだけど…」

そう言ってくれる佳恵ちゃんは凄く優しい

「佳恵ちゃん…」

私は泣きそうな声で佳恵ちゃんの名前を呼んだ


「ん?どうしたの?痛む?」

たったそれだけでも心配してくれる…

「佳恵ちゃん大好きーー!!!」

私は凄く嬉しくなって佳恵ちゃんに飛びついた