放課後。


私の足取りは重かった。


まるで足に何かが引っ付いているかのように。


ゆっくり、ゆっくりと歩む先は二人がいつも待ち合わせ場所にしていた、ブランコと砂場とベンチしかない小さな公園。


放課後に二人で落合う時に、ケンゴさんが私の学校よりに指定してくれた思い出の待ち合わせ場所。