返せないでいるとあなたは続けた


「けど藍子は俺のこと好きじゃない。そう思った。そしたら真実に告白されて付き合っちゃった」


私の頬を涙がつたった


「藍子?」


私は泣きながら言った


「私は今もなっちゃんが好き。一年も前からなっちゃんだけが好きだったの」




あなたは私を抱きしめた


私はあなたの腕の中で泣いた



「藍子、泣き止んでよ」





そう言いながらあなたは私に軽くキスをした





私の涙は止まった