「絢音、おお、イメージ変わったな。」

「え、そう?

 亨ちゃんお帰りなさい。」


「うんうん、以前なら、亨ちゃんおかえり~って抱きついてきただろ?」


「私もうそんな子供じゃない。

 もう22歳なんだもの」


「お、そうかあ、もう二十歳超えたんだ?酒飲めるなあ。

 そうかあ、楽しみだなあ。」


「亨ちゃん元気だったの?

 少し痩せたんじゃない・」

「まあな、向こうの食事は合わなくって、

 あんまり食べらなかったからなあ。

 絢音の作る飯食いたいなあ。また作ってよ。

 焦げた煮っころがしとか、

 だしのない味噌汁とか?」

「ひどいっだから、あのころ見たいな子どもじゃないんですってば!」

あははっ

と笑いながら、

「わかった、分かった」

と言って頭をなぜる。

もう、亨ちゃんたら相変わらず子ども扱い。

大人の対応しようと思ってたのに、

いつの間にかペースに乗せられちゃう。


もうっ亨ちゃんの馬鹿。