玲が帰ってき
今日のことを話していると
疲れていたのだろう。
スヤスヤと寝てしまった。

「寝ちゃった?疲れてるもんね。おやすみ。大好きだよ。」

玲が寝てすることがなくなったので
大阪の時の服装を選んだり
妄想したりして
私も眠りについた。

それからは、変わらぬ毎日を過ごし
土日になればバイトをして
ついに、ゴールデンウィーク前日が来た。

「ついに、明日だな!寝坊すんなよ?( 笑 )」

「寝坊なんてしないし!早く玲に会いたい。」

2人で明日からのことを話し
予定を立てて
明日も早いからと言って玲は寝てしまった。
私も寝ないと……。
……。
…………。
………………。
寝れない……。
楽しみすぎて寝れないとは
ほんとにあったんだ。
こんな時にまで馬鹿なことを考えている。

「……。やっぱり寝れない。」

結局寝ないまま当日になってしまった。
大阪までは2人とも
バスで行くので待ち合わせだけして
電話を切った。

「荷物、服、メイク全部完璧!」

何度も鏡を見て確認していた。
時間が来たので駅に向かい
そこで、バスに乗った。
寝てないこともあり、バスの中で爆睡していた。

ピロリン
玲からメッセージで目を覚ました。

「俺は大阪ついたよ。ホテルでチェックインだけ済ませてくるわー。」

「私ももうすぐつくからね。迷子にならないように( 笑 )」

もうすぐ会えるんだ。
会えることが楽しみすぎて
ドキドキしていた。
大阪につき、玲との待ち合わせ場所で待機していた。

プルル……
「もうついた?」

「ついたよ?今どこ?」

二人とも初めての場所なので
お互いの位置がわからず
電話で位置を教えあい

「美咲、右向いて?」

「ん?」

ドキドキしていたこともあり
頭が混乱していた。
この時、私は左を向いていた。

「あの、そっちは左ね( 笑 )」

ツーツー
電話が切れたと同時に
目の前に玲がいた。