「うん。頑張るね。明日からバイトだから、終わったら電話するね。」

「わかった。じゃバイト戻るわ。」

玲はバイトに戻ってしまったので
私はまたゴロゴロしながら
褒められたことが嬉しくて
ついニヤニヤしていた。

「キモっ。」

鏡を見て落胆した。
春休みの課題に手をつけてないことを思い出し
それに手をつけていた。
けど、めんどくさい。
すぐに辞めてしまった。

「もう無理……。」

溜息が出てしまう。
けど、バイトをしながら勉強する時間ないし
などいろいろ考えながら
渋々勉強していた。
気づけばもう20時を過ぎていた。

「私、頑張ったよ……。もうダメ……。」

勉強と葛藤していたせいもあり
玲からのメッセージに気付かなかった。

「終わったよー。」

「美咲ー?寝てんのか?」

「俺も疲れたから寝るわー。けど起きたら電話かけて起こしてくれていいからな?」

電話かけて起こすのかー。
疲れてるのに嫌だな……。
こんな優しいことも言ってくれる。
けど、電話したいから電話をかけた。

プルル……
少し間があったが電話を出た。

「もひもひー……。」

完全に寝起きだった。
失敗したな。
なんて思ったが可愛いから気にしていない。
私、最低じゃない?
玲も同じことするし、まぁいいか。

「起こしてごめんね?寝てていいよ?」

「おやしゅみ……。」

今すぐに抱きしめたい。
そんなことを考えながら私も眠りについた。