「これ、乗ろうぜ!」

そのまま玲はチケットを買いに行ってしまい
呆然と待っていた。

「買ってきたぞー!さぁ!行こ!」

「……うん!」

時間的には夕焼けが見えなかったが
とても綺麗だった。
玲と2人で静かに長め
そのまま一番上でキスをした。

「離れてても、同じ空の下なんだから。すぐ会える。だから辛くなったり、泣きたい時にはいつでも頼れよ?」

私は泣いてしまった。
この時間が永遠に続いて欲しいと願い
泣いていた。
観覧車も終盤にさしかかり
玲が煮卵をだした。

「それ、どっからだしたの( 笑 )」

「昨日買ってきた!」

2つあり、2人で分けて食べていた。
急に玲が、むせだし
顔が真っ赤になっていた。

ゴホッゴホッ
「み、美咲……水……。」

「え、あ、はい!これ!」

「ふぅ……。危なかった……。」

さっきまで泣いていたのが
嘘みたいに笑っていた。
観覧車したについた時には
いつもの私だった。

「お疲れ様です♪またお待ちしております!」

店員の言葉を聞きながら
駅に向かった。
寂しい気持ちもあるが
玲が言ってくれた言葉を信じ。
最後の最後まで楽しんで遊んでいた。

駅に着き、私達は改札の前で止まっていた。

「まもなく、名古屋行きの列車が参ります。ご乗車のお客様は足元番号5番から10番でお待ちください。」

アナウンスが流れた。

「じゃあ私行くね?楽しかったよ!また遊ぼうね!」

私が改札に行こうとすると

「美咲!」

抱きしめられ、キスをした。

「気をつけて帰れよ?じゃ、またな!」

「……うん!玲も気をつけてね!」

そこでバイバイをした。
私は泣かないと決めていたが
新幹線の中で泣いていた。
周りの人にバレないように
声を殺して泣いていた。

「すぐ、会えるよね。大好きだよ玲。」

楽しい時間だったが
とても早く、充実した3日間だった。