時計を見てみると19時を過ぎていた。
観光は明日も出来るので今日は休むことにした。
ホテルにつき、写真を撮ったり
遊んでいると22時過ぎていた。

「今日はもう寝るか。」

「えー……。もう寝ちゃうの?」

少し寂しかった。
玲といられる時間が刻一刻と減っているのを実感したからだ。

「仕方ないなー。」

玲は抱きしめてくれた。
大きくてあったかくて
とてもいい匂いがした。
電気を消していたため、よく見えず
そのまま玲にキスされてしまった。

「……ん。」

「もう寂しくないだろ?」

目が慣れていき、少しは見えるようになった。
その時、玲も照れながらではあったが
笑顔で微笑んでくれた。

「ありがとう。ねぇ、もっとして?」

暗くて見えないから、照れてても平気!
自分の中で勝手に思い込み
また、暗闇の中で静かにキスをした。
段々と2人の呼吸が荒くなって
そのまま、玲と……ヤってしまった。

「美咲、愛してる。」

「私もだよ。」

服も着ないまま眠りについてしまった。
ジリリリ
聞きなれないアラームで目を覚ました。
玲のアラームだった。
ふわー……
とあくびをして顔を洗いに行った時

「……え。」

何も来ていないことを思い出し
すぐさま着替えた。
玲も起きてき、服を着て
お互い少し照れながら用意をしていた。

「朝飯、何食べたい?」

「たこ焼き食べたい!やっぱり本場の食べたいじゃん!」

そのまま玲とたこ焼き屋に向かうことにした。
コンビニでおすすめを聞いたりしながら
美味しいと評判のお店についた。

「私、ソースと醤油!」

いろんな種類があって玲は悩んでいた。
決まったらしく誇らしげに

「なら、ソースとネギだこと醤油!後、明太マヨ!」

子供みたいな無邪気な笑顔で頼んでいた。
もっといろんな玲を見ていたい。
けど、明日バイバイなのか……。
そんなことを考えていた。
私らしくない!
今考えても仕方ないよね!
……でも玲いっぱい食べるなー( 笑 )。

「あつっ!けど、うめぇー!」

「たこ焼きは逃げないんだからゆっくり食べなよー( 笑 )」

笑顔で頬張る玲を写メって保存した。
お気に入りだ。
心に静かに誓っていた。