「あ........ら....し....」



最悪。恐怖。



そんな感情に溢れた心と表情の私





さっきドアから見た時は、

そんなに感じなかった恐怖感に



背筋がブルッと震えた






「愛!」



ハッ



「ゆ....き....」



「顔色悪いよ....大丈夫?」



そっか、雪は知らないんだ....



あのこと。





「では、揃ったところでマネージャー部の説明会を始める」




先生の声が響きわたった。






「青聖中で最も珍しい部活、

マネージャー部への入部を決意した9人に自己紹介からしてもらいます」




ええ、イキナリですか....!


自己紹介なんてしなくていいじゃん!
全員同じ小学校出身だし!
みんな知ってるし!緊張するし!


「それでは....えーと」


名簿を見ながら先生が私の隣の雪と目を合わせて


「糸乃雪さん?ですね」


「あ、はい!」


「名前と入りたい部活、ひとことお願いしますね。糸乃さんから後ろに、順番に自己紹介お願いします。」


後ろってことは、2番目じゃん!
ど、どうしよ。