その後、私たち3人は転校生の話題で盛り上がってた。
そして、そのまま授業を迎えて、一旦解散した。
私は、さっきの転校生がなぜか気になってしまって、今までの睡魔がどこかに消えてしまった。
といって、授業を聞く気にはならなくて、グラウンドで他クラスが体育をやってる事に思い出し、(暇だから見よう)と外を見たとき、ふっと校門から1人の男が入って来るのが見えた。
その男は見慣れない制服を着て、1人で何とも凛々しい姿で歩いていた。
(誰だ…あいつ。)
と思ったが、私はその男が気になって見てた。
そして、その男をじっと見てたら、急に男が顔を上げて校舎を見た。
そのとき 【パチっ】 と私と目が合ってしまって、私はつい目を逸らしてしまった。
(あ…、目があった。
ん?待ってよ。
そもそも目合ったのか?
向こうは気付いてなかったかも。
てか、見てたとしても他学年とか他クラスの方見てたかもしれないじゃん。
うわ……私って自意識過剰だったかも。)
と、自分の行動に恥ずかしさのあまり顔が熱くなった。
そして、また外を見たら、さっきも男はもういなくなってた。
(さっきの男が着てた制服見たことなかったな。
中学生だったのかな?)
と、ふっと思ったけど、そんなにも気に留めず、私はグラウンドを見た。
そして、他クラスの体育を1時間ずっとボッーっと見てた。
【キンコンカンコーン】
「よし、今日はここまでな。
次のとこ予習してこいよ。」
とクラスの皆に言って、先生は職員室に帰っていった。
「ねぇー未希。
授業中何見てたのかな?」
と、終わるなり不気味な笑みを浮かべた絵菜が私のとこに来た。
「グラウンド見てた。」
私は机にうつ伏せになって、言った。
「翔真(しょうま)くん居た?」
「え、見てない。」
「未希ぃー、それはないわ!」
と、私が興味なさげに答えると、絵菜は落ち込んでしまった。
絵菜がここまで夢中になっている「翔真」っていう男子は学年で1番のイケメン。
そして、絵菜の好きな人。
「はぁー、翔真くんに会いたいよ、未希ー。」
「会いに行く?」
「え、無理!
会ったら、失神する。」
「どっちなの?!」
「眺めたい。」
「はいはい。」
これも1日に1回はある私と絵菜のやり取り。
「でも、なんであの翔真くんが隼人と仲がいいんだろ。」
「さぁ?
気が合うんじゃない。」
「超似合わない組み合わせだけどね。」
「それは失礼でしょ。
てか、私に関係ないから、どうでもいい。」
と、私は翔真くんの良さがいまいち分からない。
そして、そのまま授業を迎えて、一旦解散した。
私は、さっきの転校生がなぜか気になってしまって、今までの睡魔がどこかに消えてしまった。
といって、授業を聞く気にはならなくて、グラウンドで他クラスが体育をやってる事に思い出し、(暇だから見よう)と外を見たとき、ふっと校門から1人の男が入って来るのが見えた。
その男は見慣れない制服を着て、1人で何とも凛々しい姿で歩いていた。
(誰だ…あいつ。)
と思ったが、私はその男が気になって見てた。
そして、その男をじっと見てたら、急に男が顔を上げて校舎を見た。
そのとき 【パチっ】 と私と目が合ってしまって、私はつい目を逸らしてしまった。
(あ…、目があった。
ん?待ってよ。
そもそも目合ったのか?
向こうは気付いてなかったかも。
てか、見てたとしても他学年とか他クラスの方見てたかもしれないじゃん。
うわ……私って自意識過剰だったかも。)
と、自分の行動に恥ずかしさのあまり顔が熱くなった。
そして、また外を見たら、さっきも男はもういなくなってた。
(さっきの男が着てた制服見たことなかったな。
中学生だったのかな?)
と、ふっと思ったけど、そんなにも気に留めず、私はグラウンドを見た。
そして、他クラスの体育を1時間ずっとボッーっと見てた。
【キンコンカンコーン】
「よし、今日はここまでな。
次のとこ予習してこいよ。」
とクラスの皆に言って、先生は職員室に帰っていった。
「ねぇー未希。
授業中何見てたのかな?」
と、終わるなり不気味な笑みを浮かべた絵菜が私のとこに来た。
「グラウンド見てた。」
私は机にうつ伏せになって、言った。
「翔真(しょうま)くん居た?」
「え、見てない。」
「未希ぃー、それはないわ!」
と、私が興味なさげに答えると、絵菜は落ち込んでしまった。
絵菜がここまで夢中になっている「翔真」っていう男子は学年で1番のイケメン。
そして、絵菜の好きな人。
「はぁー、翔真くんに会いたいよ、未希ー。」
「会いに行く?」
「え、無理!
会ったら、失神する。」
「どっちなの?!」
「眺めたい。」
「はいはい。」
これも1日に1回はある私と絵菜のやり取り。
「でも、なんであの翔真くんが隼人と仲がいいんだろ。」
「さぁ?
気が合うんじゃない。」
「超似合わない組み合わせだけどね。」
「それは失礼でしょ。
てか、私に関係ないから、どうでもいい。」
と、私は翔真くんの良さがいまいち分からない。