玄関まで見送る為に
一緒に向かう。

靴を履いた貴方が振り返る。

少し顔を横に傾けてねだる。

「行ってらっしゃいのちゅーは?」
「ん。」

ちゅっ…

静かな冬の朝に唇の触れ合う音が響く。
可愛く嬉しそうに笑う貴方は
あたしの愛しい人。