「!!」

ゴーストの言葉に、ガイストは息を飲んだ。

「あいつとはドイツで出会った…女だてらにPMSCsで飯を食ってる日本人だったからな、よく覚えてる。腕も悪くない、度胸もいい。だが戦場にいい女はいらない。女というだけで、狙われる確率が上がる。それがいい女とくれば、碌な結末は迎えない」

そこまでゴーストが言った途端に、ガイストはM4カービンをフルオートで乱射する!

素早く執務机の陰に飛び込んで乱射を避けるゴースト。

「やっぱりそうだったか…死なせるには惜しい女だった…戦争の被害者(カジュアリティーズ)か?」

「ああ…」

ガイストは頷いた。

「お袋は戦地で敵兵にレイプされた後、精神を患ってそのまま病死した」