「早く、睦美の部屋に行ってみたいな」
なぜか目を輝かしてる彼に、布団を渡して2階へと向かった。
何を楽しみにしてるんだろう。
布団を床に置いてもらうと、彼は私の部屋の中を見渡していた。
「きれいな部屋やな」
よかった・・・掃除をしておいて・・・。
「ちょっと、あんまりジロジロ見ないでよ」
布団を敷きながら言うと、トントントンとノックが聞こえた。
「脱衣所にお父さんのパジャマを置いてるから、先生来てね」
足音が遠ざかるのがわかった。
「瞬さん、お風呂に入ってきたら?」
まだ、キョロキョロと見渡してる彼に声を掛けると、「うん」とかわいらしく返事をした。
瞬さんがお風呂に入っている間、一人になりたくなかったので、リビングに下りて、爆睡している父の向かい側に座ってテレビを見始めた。