陽「高田先輩。
今日は本当に
ありがとうございました。」

頭を下げる私。

裕「いいって!
俺が勝手にやったことだし!
それとさ、裕って呼んでよ!」

突然そんなことを言われて
ビックリしたけど
嬉しくて堪らなかった。

陽「裕…先輩。」
裕「うん、今はそれでいいや。
じゃあな、また明日!」

裕先輩は私の頭を撫でて
帰ってしまった。
先輩に触れられた部分が
熱を帯びて熱い。

この瞬間私は恋に落ちてしまったんだ。

ルンルン気分のまま家に帰った私は
やることを終えて部屋に戻ると
一冊のノートを取り出した。

表紙部分には大好きなピンク色のペンで
Dear...と題名をつけてページをめくる。