あなたといた場所

恋愛(実話)

夢之助/著
あなたといた場所
作品番号
1103468
最終更新
2014/09/09
総文字数
1
ページ数
1ページ
ステータス
未完結
PV数
1
いいね数
0
これは私と4年間つき合っていた彼とのお話です。

私 鹿野美沙(かのみさ)は中学1,2,3
と高校1年まで付き合っていた人がいます。
名前は 矢崎翔(やざきしょう)
小学中学とサッカーをやっていてとても
期待されていた選手でした。

出会いのきっかけは中学1年の春のことでした。

私はいつもグラウンドでサッカーをしている彼に憧れていました。
彼はクラスでも人気で
とても私みたいな人が手の届くような人ではありませんでした。

そんなある雨の日
私は傘を忘れてしまい近くの公園で雨宿りをしていました。
すると
「ワン!わんわん!!」
私の足下に一匹の子犬が寄ってきました。
子犬は震えていたので私はその子犬を抱き抱えて雨がやむのを待ちました。
 
何分か経った時
一人の男の子がこっちに走ってきました

その彼が 矢崎翔でした。

「あれっ、、、?鹿野?!」
彼が私に言った
「う、、、うん!!矢崎君どうして…?」
「そいつの飯買ってきたんだよ!」
彼は子犬を指さしました

「そっかぁ…!矢崎君って優しいね」
「そ、そんなことねーよ。」
彼は照れくさそうに言いました

「こいつ飼ってやりてーけどうち無理なんだよな」
「うちなら大丈夫かも!」
「おお!まじ?!たすかる!」
彼の笑顔に胸がきゅんとした

それから私はお母さんに頼み込んで
子犬を飼うことにしました

彼はちょくちょく私の家に来るようになり
私たちはしだいに仲良くなり
お互いの気持ちに気づきはじめ

つきあうことになりました

それから何年経っても私たちの気持ちは変わらず
幸せな日々がずっとずっと続くと思っていました。


「俺、ガンなんだ。」

彼の突然の告白だった
彼のガンが発見されたのは
高校1年の時だった

高校に入り初めての大会で彼は
大活躍だった

試合を終えた途端 彼は気を失った
記憶は全くないとゆう

私は涙が止まらなかった
これ以上彼の病気のことを何も
聞きたくなかった

なのに彼は話し続ける
悲しさを力ずくで抑え 
めいいっぱいの笑顔で

「俺…」
「…やめて…それ以上何も言わないで…
「… 俺…あと半年だって…」
言葉もでなかった

力もでなかった

彼を抱きしめることもできなかった   
でてきたのは 涙だけだった

「なぁ美沙…俺どうすればいいかなぁ…?」

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