そこではっとして目を覚ました。 地響きのような目覚まし時計の音によって 一体この夢を見るのは何度目だろう。 決して怖い夢なんかじゃないのに、 僕は何故かこの夢に怯えている。 小さい頃の記憶を夢として見るようになったのは中学二年生の頃。 夏の暑い寝苦しい夜だった。 あの日からだ。 この夢にうなされる様になったのは...