ぶつかってきた人の顔をみて驚いた



__智久くんにそっくり……



そのひとは私の好きな俳優No.1の佐藤 智久くんに雰囲気がすっごく似ていたのだ



「あの……?」



私はしばらくボーっとしていたみたいで、その人は不思議そうな顔で私をみていた



「ぜ、全然大丈夫ですっ」


「ならよかったです、すみません……」



そういってその人はケータイを触りだした




__ビックリしたぁ…… それにしてもあの人、智久くんに似てたな



私はもう一度、チラっとその人をみてみた



__やっぱり似てる。でもあの人全然笑ってなかったな…… そういう人なのかな?
私服だったから大学生だよね…




そんなことを思いながら、私は学校に着くまでボーっと窓の外をみていた