それにしても朝の電車は凄く混む



会社員や大学生、それに他校の生徒いっぱいだ



私は周りの人にぎゅうぎゅう詰めにされながら扉の近くになんとか踏ん張っている



私が通っている高校は電車で1時間はかかる場所にある。だからあと1時間はこの状態のわけで…



それにここらは田舎なので電車の窓からみえる景色は田んぼや山、たまに小さい会社がみえるくらいだ



__暇だなぁ



こんな混雑ななかケータイも触れないので私は周りの人を観察してみることにした




__あ、あの子1年生かな? 制服が新品だし、サイズもちょっとブカブカだ… かわいいなぁ



ほのぼの気分に浸っていたら急に電車が大きく揺れた



「いたっ」



近くにいた人がぶつかってきた



「あっ、すみません! 大丈夫ですか!?」




__!