私はすぐに涙を拭き、バイクから降りた


辺りを見渡すと
ここは知らない場所で

大きい倉庫が立っていて
その前にはたくさんのバイクが並んでいた




「ここは?」


そう聞くと

「俺たちの場所だ」

そう言うと私の手を引き、中に入った




倉庫の中に入ると



「総長、こんばんわ!!!」




と何十人何百人もの人達が挨拶をした



総長?あぁ、そういえばこの人総長か


そんなのんきなことを考えていると

周りからは好機の目で見られた

「え、早朝の隣にいる女って」

「なんで女がいるんだ?」


それぞれ口々にしている。



階段を上がり一つの部屋に入ると

そこには部屋のような空間があり、人が住めるように冷蔵庫にソファー、テレビと揃っていた。