バイクで走っている間私は永井龍騎の背中にぎゅっとしがみつくしかなかった あぁ、この感覚。 なつかしい…。 ふと以前の記憶を思い出した 翔…。 会いたいよ。 ぎゅっと手を回していた力を強める いつの間についてたのか、 気づいたらバイクは止まっていた。 永井龍騎が 「おい、ついたぞ…、なんで泣いてる?」 え…? 泣いてる? 自分の頬に手を当てると 自分は泣いていた。 気づかなかった。