side 龍騎


今日は龍王の暴走だ。

いつものルートを走った
俺は車の中から外を眺めていた



どこで知ったのか道路の両側には人でいっぱいだった。


その中で、ふと1人の女と目があった。

向こうは気づいてるのかわからないが
ずっとこっちをみていた。
通り過ぎるまで視線が絡み合ったまま。


その女が見えなくなると…
運転していた健斗が

「だれかいましたか?」

といったが

いや、と俺は答えた。



それから俺はあの女が忘れられなかった