ふふ、ちょっと嬉しいな。
《大丈夫だよ!》
と、返信してベッドから起き上がる。
早速準備しないと!
《じゃあ明日の13時に駅前の公園な》
朔空くんの新着メールを確認すると、画面を閉じた。
明日の13時、駅前の公園。と。
よし、覚えたぞ!
服決めなきゃ。
カバンに荷物入れなきゃ。
はやく寝なきゃ。
私はウキウキでクローゼットを開いた。
メイク、普段は全然しないけど……明日ぐらいは頑張ってみよう。
好きな人とのデートってこんなに楽しみなものなんだ。
当たり前だけど。
でも、やっぱり嬉しい。
明日は1日、朔空くんと一緒にいられるんだ。
「よし、この服にしよう!」
私はお気に入りのワンピースをクローゼットから引っ張り出した。