「そんなこと、気にしなくていいのに」
寒いからあんまり露出はしないのに。
それに私、露出の多い服なんて持ってないしね。
心配してくれている朔空くんがなんだか彼氏っぽくて、嬉しくなる。
《了解!》
そう返すと私は部屋の天井を見つめた。
時間、経つの遅いな。
30分も寝てなかったんだ私。
二度寝、しちゃおうかな。
まだ眠いし、晩ごはんまで時間あるし。
よし、そうしよう。
と、目を閉じたときだった。
ブーブー
またケータイが震える。
ディスプレイには《朔空くん》と表示されていて。
まだなにか言い忘れたことあるのかな?と、メールを開く。
《やっぱり明日でもいい?急に用事が入った》
「えっ」
明日……!?
予定ない、けど。
1日早くなったってこと、だよね?