そういえば朔空くんと放課後以外でデートするの初めてだ。
気合い入れないと!
どんな服着て行こうかな?
やっぱり女の子らしくワンピース?
動きやすいように短パンでもいいかも……。
マキシスカートも可愛いしなぁ……。
頭の中で自分の持ってる服のコーディネートを考える。
そんなことをしていると、ウトウトしてきた。
「ふぁぁ……」
眠い。眠すぎる。
私はそのまま眠りの世界へと誘われたのだった。
―――――――
――――
――
ブーブー
「ん……」
手の中のケータイが震えて目が覚める。
寝る前からまだそんなに時間は経っていなかった。
メール、かな……?
寝ぼけながら受信トレイを開くと、朔空くんからのメールだった。
《追記.露出の多い服は着てくんなよ》
朔空くんのそんなメールに、思わず笑みがこぼれる。