「ちょ、落ち着けって…徹平。

これ、使ってください。

あなたも少し濡れてしまっているから…」


ソウは、かすみにハンカチを渡すと…

マネージャーに引っ張られて帰った。



私は、かすみが渡されたハンカチを奪って…

かすみにニコッと笑って…



「気を付けてね?

私も、かすみが怪我がなくてよかった…」



周りに人がいたから…

ハンカチを奪っても分からないように演技した。