~ ユリ 視点 ~
『ユリさん!逞さんとお付き合いしてるのは本当ですか!?』
『いつから交際を!?』
『やっぱり、今やっているドラマがきっかけですか!?』
あぁー
もう、ウザイっ!
「すみません。急いでいるので…」
私は、マスコミから逃げるように離れた。
家まで押し掛けるなんて…
そんなに、あいつと付き合ったか気になるの…!?
私は、仕事場でも同じことを聞かれた。
ウザイ、ウザイっ!
どうでもいいでしょう!?
次の仕事場に向かうと…
逞と、総夜が撮影していた。
私は、すぐに総夜のとこに行こうとしたら…
「待ってたよ、ハニー♪」
なんてことを言い出して私を抱き締めた。
周りの奴等は、何故か私たちを見て…
おめでとうっ!と言ってきた。
「ちょっと、離してよっ!」
「照れんなよ、ハニー♪」
はぁ?
照れてない!
マジ、ふざけないで…!